結果発表

御礼のご挨拶

おかげをもちまして、3月2日の8周年記念大会にて「エコハウス・アワード2018」を無事終了致しました。ともに学びながら、「これからは実践発表の機会を!」と企画・開催しましたこのアワードも、今年で3回目。今回は、当会HPの省エネ健康マップにエントリー作品が継続的にプロットされるようになった事が目玉でしたが、おかげさまで個性豊かなエントリーが集まりました。3回目にして非住宅の建築物のエントリーもありましたし、何より改修案件のエントリー作品が大賞に選ばれました。リアルな時代を反映する結果を象徴するものだと思います。「建てもの燃費ナビ」を使い、同じ物差しで性能を示しながら、計画の妙やデザインに至るまで多角的に競うこのアワードも、他に類のない「省エネ建築コンペ」として着実に歩み始めた感があります。

これもひとえにみなさまのご協力の賜物と深く感謝申し上げます。これからも、より良いアワードに育て、日本のエコハウス普及の一助となりますように、鋭意努力をして参りますので、来年もまた多数のご応募、ご協力を賜りますようにお願い申し上げます。本当にありがとうございました。

エコハウス・アワード2018運営委員長
坂本 俊久


エコハウス・アワード最優秀賞
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パッシブハウス部門 優秀賞
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推奨エコハウスゾーン部門 優秀賞
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地域トップランナー基準部門 優秀賞
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ファサードデザイン賞
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コスパ賞
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非住宅奨励賞
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意匠賞
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意匠賞
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リノベーション賞
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ウェブ人気賞
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エコハウス・アワード2018 総評

森みわ・松尾和也

今年もPHJメンバーによる自信作が20作品ノミネートされました。

今回一つの傾向として感じたことは、南面のファサードデザインを得意とする方、不得意とする方の二極化でした。パッシブデザインを突き詰めていくと、通常の方位を意識しない設計と比べて、南面に開口部が集中する傾向があるため、南面のファサードデザインは以前よりも確実に難しくなっています。これは私自身も感じている事で、南面とそこに接する東西のファサードをどのように連続させ、一体感を出していくのか(それとも出さないのか?)、南面単体でどのような印象を作りだすのか、そんな事を日々考えながらデザインをしています。これを面白がって積極的に取り組まないと、ただ窓だらけの単調な南面ファサードになってしまいがちです。という事で今回は審査中に突如、「ファサードデザイン賞」なる新しい賞が生まれ、まさに南面ファサードに命を懸けた作品にこの賞が送られました。

また、建物における「燃費の見える化」を一般常識とするべく、建もの燃費ナビの計算結果の提示を義務付けているPHJのエコハウス・アワードですが、数値を出す以上、その値に責任を持つ事も皆さんにはもっともっと意識して頂きたいと思います。エンドユーザーはその数値の計算根拠を知ることが出来ません。しかし、意図的では無くても、入力にミスがあると燃費計算の結果に大きく影響してしまいます。特に断熱材のλ値、充填断熱材の割合(木部率)、サッシ枠のU値、ガラスのU値、日射取得率、熱交換換気の交換効率等は、建物のパッシブ性能を支配しているといっても過言ではありません。きちんと根拠資料を揃えた上で、入力を行うよう日々心がけて頂きたいです。そして、もし根拠資料がメーカーから提示されない場合は、エンドユーザーの暮らしの質を守るという意味でも、その製品を採用しないことをお勧めします。

さて、授賞式当日もお話させて頂きましたが、そろそろPHJメンバーのレベルも上がって参りましたので、来年は地域トップランナー基準の部門を廃止し、パッシブハウスゾーンとPHJ推奨ゾーンの2部門でアワードを開催出来ればと考えております。

つきましては、今年竣工予定の皆様の物件の省エネ性能は妥協無しで宜しくお願いいたします!!